2025年8月6日放送のジェーン・スー 生活は踊る
「相談は踊る」のコーナーで紹介された、35歳男性からの相談です。
相談者は、キャリア採用で入社して1年半ほどの会社員。
仕事は順調で、職場環境にも満足している中、ひとつだけ心に引っかかる存在がありました。
それは、入社当初にお世話になった管理系部署の先輩女性。
笑顔が素敵で、仕事に真摯に向き合う姿に、自然と惹かれていったといいます。
当時その女性は既婚者だったため、
相談者は「憧れの先輩」という距離を保っていました。
しかしその後、彼女が離婚したことを知ります。
そしてある日、マッチングアプリで彼女のプロフィールを見つけてしまいました。
相談の要点
- 社内の先輩女性を以前から好意的に見ていた
- マッチングアプリで偶然その女性を発見した
- 勢いで「いいね」を送ってしまい、以降距離感が分からなくなった
- これは恋なのか、ただの執着なのか分からず苦しい
彼女に警戒されずに仲良くなる方法はありますか?
それとも、引き際を見極めるべきなのでしょうか?
なぜこの相談は、ここまで苦しくなるのか
この相談でまず大切なのは、
相談者の気持ちを「重い」「気持ち悪い」と切り捨てないことです。
会えない時間が続くほど、
相手の存在は頭の中でどんどん大きくなっていく。
- 本当はどんな人なんだろう
- 自分と合うかもしれない
- 今、誰かと出会ってしまうかもしれない
そうやって、想像が想像を呼び、
気づけば気持ちだけが先に進んでしまう。
本人もそれが「一人相撲」だと分かっている。
それでも、ブレーキがかからない。
この苦しさ自体は、決して特別なものではありません。

分かっているんです。
ほとんどが自分の妄想だって。
でも、どうしても考えてしまうんです。
ジェーン・スーが指摘した「現実」
スーさんは、まず最初にこう言います。
恋愛をする人の気持ちとして、
咎めるつもりは1つもないです。
好きになってしまうこと。
会えない時間に勝手に盛り上がってしまうこと。
それ自体は、責められるものではない。
ただし、現実として何が起きているかは冷静に見る必要がある。
スーさんが整理した状況は、こうです。
- 彼女はパートナーを求めてアプリに登録している
- しかし「会社の人に見つかった」という事実に警戒している
- 今は、相談者と距離を縮めたい状態ではない
つまり、相談者の気持ちがどうであれ、
**相手側のスタート地点は「やや引いている場所」**なのです。

こっちは進みたいけど、
向こうはまだ「やべっ、バレた」から動いてない。
「会ってから判断したい」は、相手の都合とは別
相談者は
「一度、2人で食事に行って人となりを知りたい」
と望んでいました。
でもスーさんは、ここをはっきり切り分けます。
こちらが知りたいと思う気持ちと、
相手が会いたいと思うタイミングは、別物。
特に社内恋愛の場合、
- 仕事上の信頼関係
- 周囲との距離感
- リスクの大きさ
こうしたものを、相手は慎重に考えます。
接点がほとんどない状態で、
いきなり1対1で会うのは、相手にとっては怖い。
スーさんが示した「2つの選択肢」
スーさんは、相談者に対して
「こうすればうまくいく」という正解は出しません。
代わりに、現実的な2つの道を示します。
① 長期戦で関係を作る
- 複数人での食事など、恋愛色の薄い接点から始める
- 友人・同僚としての信頼を積み重ねる
- かなり時間と忍耐が必要
② 脳内で楽しむ
- 実際に何も起きていない今だからこそ、一番楽しい時期
- 相手に迷惑をかけず、想像の恋として味わう
- そのエネルギーを運動や文化的な活動に向ける

相手の女性だけに集中しない時間を作って欲しいんですよ、とにかく。
だってそれ全部自分の中の勝手な思いだから。
この相談は、他人事ではない
この話は、恋愛だけの話ではありません。
- 相手をよく知らないまま、理想像を作り上げてしまう
- 会えない時間に、気持ちだけが先走る
- 自分の中だけで物語が進んでしまう
誰にでも起こりうることです。
だからこそ大切なのは、
「進めるか」「留めるか」を自分で選ぶこと。
どちらを選んでも、間違いではありません。
まとめ|進めるか、楽しむかを選ぶということ
この相談に、明確な答えはありません。
今は、まだ何も始まっていない「0の状態」。
だからこそ、焦らなくていい。
- 無理に進めない
- 相手の警戒心を軽視しない
- 自分の気持ちを否定しすぎない
スーさんの言葉は、
恋を終わらせるためではなく、
自分をすり減らさないための視点だったように思います。
あなたは今、
現実に進みたい気持ちと、
脳内で楽しんでいる時間、
どちらを選んでいますか?
📻 このブログでは
『ジェーン・スー 生活は踊る/相談は踊る』をきっかけに、
人生や人間関係について考えたことを綴っています。
他の回も順次更新予定です。



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