「その仕事、やめさせるべきですか?」
息子の妻が、顔出しはしていないものの
“エロいYouTuberのような仕事”をしていると知ったとき——。
止めるべきか。見守るべきか。
そして、自分に何ができるのか。
2025年8月14日放送の ジェーン・スー 生活は踊る
名物コーナー「相談は踊る」に寄せられたのは、
57歳女性からの、かなり切実な相談でした。
このテーマに対して、ジェーン・スー さんが語ったのは、
職業の善悪ではなく「家族の中で誰を守るべきか」という視点。
そしてそこには、親としての“限界”もはっきり示されていました。
このブログは『ジェーン・スー 生活は踊る/相談は踊る』をきっかけに、人生や人間関係について考えたことや文章として残したい言葉などを編集・再構築しています。
相談内容|息子の妻が“エロ系配信”…やめてくれない
相談者は57歳の女性。
バツイチで現在は看護師として働いています。
息子はすでに結婚しており、
6歳の男の子(相談者にとっての孫)がいます。
問題は、その“お嫁さん”の仕事。
もともとは同じ看護師でしたが、出産後に復帰したものの
「向いていない」
「もう戻らない」
と言って退職。
その後、夫婦ともに仕事の話をしなくなり、
相談者はどこか違和感を抱いていました。
そしてある日、骨折した相談者のもとに来た息子から、
衝撃の事実を聞きます。
「顔は出してないけど、エロいYouTuberみたいなことをしてる」
しかも、それは数年続いているとのこと。
息子はやめてほしいと訴えているものの、
妻はまったく聞く耳を持たない。
夫婦関係も悪化している様子です。
母としての本音「そんな人と一緒にいられるの?」
相談者は息子にこう伝えます。
「人にとって大切なのは誇りと正義。
それがない人と一緒にいられるの?」
さらに、
息子は有名企業に勤めている
将来への影響も心配
という理由から、
「別れてほしい」という思いも抱いています。
しかし同時にこうも分かっている。
「ここから先は息子の問題」
だからこそ悩みます。
「自分にできることはないでしょうか?」
ジェーン・スーの第一声「あなたができることはほぼない」
この相談に対し、スーさんはまず現実的な一言を放ちます。

対彼女に対してできることは、ほぼないでしょう
理由はシンプルです。
これまで深い関係がない
コミュニケーションも少ない
つまり、影響力がない。
だから直接何かを変えることはできない。
これは少し冷たく聞こえるかもしれませんが、
現実的な“親の限界”を示した言葉でした。
問題の本質は「夫婦」ではなく“6歳の子ども”
では、どこに目を向けるべきなのか。
スーさんははっきり言います。

一番考えなきゃいけないのは、6歳の男の子のこと
ここが今回の核心です。
母親の仕事が何であれ、
- 子どもがそれを知ったとき
- 周囲に知られたとき
- 将来どう受け止めるか
その影響を無視することはできない。
特に、性的なコンテンツに関わる場合、
- ショックやトラウマ
- 女性観や性の認識への影響
が出る可能性もある。
スーさんはそこに強い懸念を示しました。
「職業に貴賎はない」でも現実は違う
ここでスーさんは、とても重要な前提を語ります。

職業に貴賎はございません。どんな仕事をしてる人も尊い。
でも職種によっては偏見があって、そこでジャッジをする人もたくさんいる。
この2つが同時に成立してる
これは矛盾しているようで、
同時に成立している現実です。
どんな仕事も尊い
しかし社会には偏見が存在する
理想と現実のズレ。
自分一人なら戦える。
でも、子どもはその影響を受ける側です。
だからこそ、
「好きにすればいい」とは言い切れない。
なぜ彼女はやめないのか?
相談者は
「お金のためでは?」
と考えています。
しかしスーさんは否定します。

楽に金が稼げるからとかではで続けられる仕事だとは思えないなぁ
家族にバレている
夫にも反対されている
それでも数年続けている
これはむしろ、
- 強い意思
- 何らかの背景
- あるいは適性
がある可能性が高いと指摘します。
つまり、
単純な問題ではない。

もう少し深いところに何かがあるはず。
もしくはものすごいその才能があるか。
「エロいYouTuber」の中身を確認せよ
ここでスーさんは具体的なアドバイスを出します。
まずやるべきことは、
仕事内容の正確な把握。
- 露出の多いコスプレ程度なのか
- 成人向け配信なのか
- 海外サイト経由のコンテンツなのか
この違いは大きい。
そして特に重要なのが、
デジタルタトゥーの問題。
一度ネットに出たものは消えない。
将来、子どもが知る可能性は非常に高い。
親としてできる“唯一の役割”
では結局、相談者にできることは何か。
スーさんの答えは明確です。
「息子の話を聞いてあげること」
そしてもう一つ。
「一番考えるべきは子どもだと伝えること」
離婚するのか
親権はどうするのか
子どもへの影響をどう考えるのか
そこを一緒に整理する。
必要なら、
「帰ってきてもいいよ」
と居場所を用意する。
それが親としてできる最大のサポートです。
スーさんの本音「削られる仕事です」
最後に印象的だった言葉。

端的に言うと削られる仕事ですよ。間違いなく。
何年も続けてるなら尚更。
性的な対象として見られ続けることで、
- 自尊心
- 心のバランス
が削られていく可能性がある。
それを数年続けているなら、
そこには深い理由があるはずだとスーさんは言います。
まとめ|守るべきは「正しさ」ではなく“弱い立場の人”
今回の相談は、
- 職業の是非
- 家族の価値観
- 親の介入範囲
といったテーマが複雑に絡んでいました。
しかしスーさんの結論はシンプルです。
「一番弱い立場の人を守る」
この場合は、
6歳の子ども。
正しいかどうかではなく、
その選択が誰にどんな影響を与えるのか。
そこに目を向けること。
そして親としては、
介入しすぎない
でも支える準備はしておく
そのバランスが大切だと教えてくれる回でした。
今回の相談は同じような状況の人は少ないものの
内容の本質は私たちの生活のヒントになります。
どんな相談内容でも突き放さずに真剣
「相談は踊る」らしい回でした。


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